【本の要約とレビュー】原因と結果の法則(ジェームズ・アレン)
目次
1.100年以上の超ロングセラー本!
この本が書かれたのはなんと1902年!100年以上経ったにもかかわらず未だにこの本が売れ続けているのです。
それはこの本が自己啓発の原点と呼ばれているからです。一読する価値ありの名著だと思い、私も読んでみました。
2.本の要約
①行動は思考の花、喜びや悲しみはその果実
「マインドで思うことが私たちを作り上げる」と明確にしています。
思考こそは行動を生み出し、行動の結果としての喜びと悲しみが生じ、この法則は絶対だと主張しています。ただし、この本ではこの根拠については一切の記載がありません。
「良い思考が良い結果を、悪い主張が悪い結果を生む」ということがこの本全体を通じて語られています。
②環境に対する思考の影響
「環境は思考の持ち方によって変わる。
自分の外の世界である環境でさえも自分自身に原因があり、自己管理と自己洗浄をすれば環境を変えることすらできる。」
環境も自分の内なるものと整合するため、自分の思考を変えることで、環境も変わるものと捉えています。
③個人の成功
明確に成功するかしないかは自分の思考の持ち方であり運否天賦ではないことを主張しています。
マインドが環境を作っている以上、自分の状況を変えることができるのは自分だけであると明確にしています。
さらに成功できない人たちは自己抑制と自己犠牲が足りない人間であると言い切っています。
3.本のレビュー
かなり抽象的な表現がつらつら書かれている本でした。しかしその分量は少なく、100ページほどで、それこそ2時間もかからずに読み切ってしまいました。
主張に対しての裏付けとなる統計的なデータや事例といったものは一切ないのが特徴です。しかし、この本の不思議なところは全く根拠がないにも関わらず、説得力があることです。
なぜ説得力があるのか?それはこの本を読む人のほとんどがいくつかの自己啓発系の本をよく読んだことがある人だからではないかと思います。
この本で書かれていない根拠は、別の本で読んだ内容や誰かが言ったこと、誰かが成し遂げたことなどとリンクするのではないでしょうか。
嫌われる勇気で紹介されているアドラー心理学の考え方や7つの習慣にも非常に近いものを感じられました。これらの有名な本を読んだことがある人であれば、きっと楽しめる本だと思います。
4.この本を読んでどう行動すべきか?
結局自分次第で環境も人生も変えられる!という話でした。
思考が自分の人生を作り上げるものなのですから何かにフルコミットしてみましょう。
私も脱サラ目指して頑張っていきたいと思います。
以上